ミニ旋盤 CJ0618A 購入 (卓上旋盤)

予想を裏切らない中華旋盤

2017年6月 ヤフオクで新品購入しました。(玄人セット6)
被削材のほとんどが鉄というのもあって
これまで使っていた卓上旋盤 Compact7では大きいワークでの力不足を感じていました。
用途が合っていなかったということで、まだ購入して5ヶ月程度でしたが、
旋盤のアップグレードを敢行しました。

Compact7 出力150W 重量24kg
CJ0618A 出力550W 重量44kg
重量比 1.8倍です。
持ちづらいので一人で持ち運ぶ限界。
芯押し台とかチャックを外して移動するのが正解かもしれません。

予め作成しておいた2×4材の台に弱く固定しました。

DSC_0221-s

これも中国のSIEG製だとおもっていましたが、
中国のYangzhou Realbull Machinery Co.,Ltd.製のようです。
複数のサイトでそれを示す記述がありました。
ラインナップ等がわかるホームページは見つかりませんでしたが、
http://en.realbull-machine.cn/ (社名が微妙に違うけどURLは似ている。)
RBM製と略されているようです。

購入時はSIEG製だとおもっていましたので十中八九 不具合はあるだろうと思っていました。
RBMも同じく中華ということで今回も予想を裏切りませんでした。

 

コントロールボックスから微かに異音がしたので開けてみました。

DSC_0212-sDSC_0213-s

コントロールボックス内で黄色いフィルムを隔てて親ネジが通る構造になっています。
問題は指先の配線と、リレーの上の赤い配線です。
どちらも潰れ跡があります。
黄色フィルムとこの配線がリレーと親ネジの間に挟まれていたのでした。

DSC_0215-s

もとは黄色フィルム右手の切り欠きに配線が通っていました。
写真の位置に切り欠いて配線を移しました。

DSC_0218-s

それでもリレーが干渉気味だったので
ボックスと本体の間に木枠を挟んでスペーサとしました。(写真に写ってませんが、下側も同様に)
今回は簡単なことで良かったです。

これから気付くのかもしれませんが。

 

追記 2017/12/15
以前から普通に切削しても
テーパーに削れてしまう現象に気付いていたのですが、
原因が判明しました。

自動送りをした時だけテーパーになっていました。
親ネジにハーフナットを架けると親ネジが少し反ることには
これまでも気付いていたのですが…。

何気なくハーフナットを架けずに、指で親ネジを押しみたら
同様に反らせるには、結構な力が必要とわかり
親ネジの左右軸受のバカ穴を広げ、調整幅を増やしました。

親ネジがやや反っているので、あまり使わない左端、右端は調整を妥協しました。

 

追記 2017/12/15
最近になってカチャコン、カチャコンと異音がするようになりました。
High側では静かなのでLow側の何かが破損したようです。
(カウンターシャフトのベアリングも怪しい)
今はだましだまし使えていますが
aliexpressで金属製ギアを買いました。
時間が無くてまだ交換できていませんが、
交換したらまた書きます。

ebay等で部品の検索にはlathe, CJ18または0618とするとわずかですがヒットします。
(CJ0618Aで検索するとあまり出てこない。)

追記 2017/12/15
少し前の記事になるのですが
芯押し台が少し右に首を振っているようだったので
完全ではありませんが加工修正しました。

 

追記 2017/12/22
刃物台固定のレバーが短くて力が入らないので
レバーを高ナットに交換しました。

ナットはM10 ピッチ1.5 高さ15mm
高ナット(鉄/生地) 大阪魂 モノタロウにて 5個で299円でした。
レンチはL型スルーレンチが安かったので買いました。



DSC_0237-sDSC_0236-s

普通の刃物台だと周りのボルトが近いですが
加工せず使えました。
もちろん交換式刃物台でも使えます。

工具が必要になってしまいますが、
カチッと絞められて使い勝手が向上しました。
おすすめです。

サドルを上からしっかり押し付けるようにして締めます。
(ベッドの山形部分がサドルとズレるとよくないので)

(追記 2018/03/18)
刃物台裏の押さえの調整
刃物台をひっくり返した写真

六角穴付きボルトで締付、イモネジで遊びを取る。
一本だけロックナットがなく、つら位置になっている。
たぶん、送りの歯車を避けるためだと思うが、
この位置はバイトの真下なので影響が大きそう。(緩みに注意。)

追記の追記 2018/04/12
卓上旋盤 サドル調整で皿バネを入れるという記事を書きました。
これにより上記調整が楽になりました。

エプロンを外すときにハーフナットと親ネジの間に厚紙を挟むと
親ネジとの接触を避けられるので楽に親ねじ右端から取り外せます。

(追記 ここまで)

追記 2018/04/12
これまでもそうだったのですが、
バイトが食って主軸が止まってもモーターが停止しません。
今日も突切り中に食ったらモーターから煙が出ました。
慌ててフリーで回転させてやりました(冷却)
ダメージはなさそうです…たぶん。(;’∀’)
壊れたらインバーター化です。
(追記ここまで)

追記2018/09/05
また無理をしてモーターから煙が…
とうとう基板を見てみることにしました。
卓上旋盤CJ0618A 基板のボリューム調整
この調整で出力が改善し、とても使いやすくなりました。
おすすめ記事です。
(追記ここまで)

 

追記2018/10/26
youtubeでクロススライドの調整を説明しているいい動画があったので、ありがたくメモ。

クロススライドはトップスライドをとっぱらって調整したほうがやりやすい。
遊びを見るためのグリップを付けるいいアイデア。
(ジブ調整はスライドの重さに気が行きがち、ガタをちゃんと見ないと調整後にアレ?ってことになる。)
少なくとも数か月に一度は調整。被削材が硬ければもっと頻繁に行う。
少し手応えがあるくらいの方が振動でハンドルが動いてしまわないので良い。


クロススライド中央の2つのキャップスクリューと間のイモネジはバックラッシュ調整用だったのね
リードナットを傾けてこじっているわけ。(今までアライニング調整だと思っていた…。)
(追記 2018/11/24 )
上のバックラッシュ調整からしばらく使っていますが
ハンドル操作でバックラッシュを取る動きを しても、バイトに力(背分力)がかかった時に逃げてしまう。
つまりはバックラッシュが取り切れていないことが判明。
もっとこじるか?今まで通りスムーズなアライニング調整に戻すか?
→スムーズなアライニング調整に戻しました。(-_-;)ゴメンネ
ジブをもう少し締めて抵抗を増やしてやるのも手だったかな?
(追記ここまで)

ちなみにガタの原因は以下の2つあって
1つ目が動画のバックラッシュ調整の所、
2つ目がカラーとテーブルの間にシャフトのフランジが挟まれていてる所。
隙間にワッシャ等を挟んで一時的に何とかすると突っ切りがやりやすくなります。
(単に送りが重くなって安定しているのかもしれませんけど…)

 


リードスクリューのアライメント調整 ちょっと型の違いがあったが参考になった。
移動量は少ないし少し重めにジブ調整
(追記ここまで)

 

卓上フライスは↓を使ってます。
Bellmexで購入 MICRO MILL X-1 

 

広告

広告

2 thoughts on “ミニ旋盤 CJ0618A 購入 (卓上旋盤)

Comments are closed.