芯押し台の加工修正 その1

加工後の仕上がり確認は大事です。

芯押し台の加工修正をしてみました。

ここでやっていることが正しい対処なのかはわかりませんが、
自分の旋盤だから好き勝手です。

きっかけは長尺の棒を削ると
左右でφが0.1mmくらい変わることでした。
理由はいろいろあるでしょうけど
芯押し台のクイルの出し方で変わるようなので
まずはそこから。
(自動送りの親ネジにハーフナットを掛けるときに
刃物台が持ち上がっているのが主因
と後で気付く)

クイルにダイヤルゲージをあてて出し入れすると
50mmの繰り出しで0.1mm右への傾きがありました。
tanθ=0.1/50ということでθ=0.11°
角度で見ると、とても小さく感じてしまうのですが…。

今回はこの傾きを治します。

卓上旋盤はCJ0618Aで
芯押し台はこんなです。

DSC_0046-s

右に伸びたレバーで固定できるタイプです。

DSC_0045-s

裏側 長穴のボルトが上部と下部の固定ネジです。
左右のスライド機構のために長穴になってます。

DSC_0047-sレバー左下に見える2本のイモネジで下部のブロックを押し付けてます。
あと、左右両側面に1本ずつあるイモネジは左右のスライド位置調整かつ固定です。

 

パカッ

DSC_0048DSC_0052-s

ブロックのこの面をフライスで修正します。

DSC_0068-s

手前側を0.08くらい削れるようにセッティングしているところ。
そして超硬エンドミルで削りました。

組み直してクイルを再度測定。
結果は50mmで0.05mmの傾き。
半分しか治ってません。

元々の削り代が少ない上に
削った後の確認を忘れたのが原因です。たぶん。
そのためには仕上がりを確認するために
切削前のブロック左右の厚みを測っておくべきでした。
出来上がりを知るための方法は先に考えておかないといけません。
と反省。

このズレが許容できなくなったらまたやることにして
今回はこれで許してやることにしました。
(くたびれたので)

切削しろがあまりに少ないので
次やる時はヤスリにするかもしれません。
それでも、測定のためにフライスにセットして行うと思います。

お読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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