はじめにことわっておきますと
0度位置から全体が30分ズレてます。
毎回その分を補正して使ってます。
人柱ネタとしてご覧ください。
フライスのマシンバイスに角度をつけてワークを固定するのに
プロトラクタが必要なのですが
この手のだと干渉して上手くいきません。
そこで、
ebayで2500円くらいで売られている
中華 ユニバーサル ベベル プロトラクタ(universal bevel protractor)を買ってみました。
(σ・∀・)σ げっ背景が汚い。(言わなきゃ気付かなかった?)
何かに合格しているみたいです。おめでとう。
L字下に取り付けるスライドは外して使ってます。
見ただけではわかり難いので説明しますと
ノギスみたいに分の位まで目盛りがあります。(最小目盛りは2分)
これならマシンバイスの開口部底面を基準にしても
簡単にワークの角度を出せます。
この写真はミニVブロックを作った時のものです。
プロトラクタの厚みですが、
上の写真のように、ノブなどの出っ張ってる部品を逃げていれば
口金の間隔が7.5mm以上なら入ります。
L字の部分は本体に対し前後方向へのガタがありますが、
ワークと底面にしっかり密着させれば問題ありませんでした。
実はこの商品、
セラー(お店)が出荷せずに
他のバイヤー(客)向けのトラッキングIDが渡されました。
商品が来ないのに配達完了となり、(たまにあります)
しかも気付いた時には店は閉鎖していました。
(最後の方の注文は出荷しないでトンズラした?)
稀なケースだと思います。
事をebayに伝えるとebay自身が返金してくれました。
それから別のセラーへ発注。
そんなわけで、手元に来るまでに2ヶ月を要したのでした。
待ちに待って、やっと手に入れたこの製品ですが、
なんとやっぱり問題があります。
1.原点位置が30分ずれている。
ピンが打ってあって、原点を補正することはできません。
「中国人設計者 不知 中国人作業者」(適当です。)
これの設計者はよほど人を信じられる人なのでしょう。
(キリの良いズレ量だったのは幸いです。)
2.L字部分の内側は精度が出ていない。
下の写真のようにL字の内側を使うようなやり方はできません。
(これまでL字部分と呼んでいたのはスコヤと呼べなかったからです。)
L字の内側と外側であきらかに処理が違うし、(外側は研磨されています。)
下の写真のように使う仕様かもしれません。
ただ、T字下に付けるストレート定規の精度がまた…。
ストレート定規は使わないし
相対的な角度の精度はOKだったので
返品はせずに使っています。
合格証が入っていましたが、
中国プロダクトとしては合格の方だとおもいます。
中国の有名なパクリ戦闘機(ロシア激怒)も
このプロトラクタで作られているので性能が出ません。
このプロトラクタで海図を作っているので
フィリピンや尖閣諸島も
ズレにズレて領海内となりました。
たぶん。
(中国品質にしては激安ではなかったので
今回は手厳しく書きました。¥2500)
お読みいただきましてありがとうございます。
2 thoughts on “中華 ユニバーサル ベベル プロトラクタ”
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