改造目的でデジタルノギスを購入しました。
今回で3個目です。
これまでの2つはモノタロウの150mmでした。
1つは普通の姿で使っています。
1つはデジタルハイトゲージに改造しました。
今回も改造目的です。
毎回同じのを買っても芸がないので
Amazonでちょっと変わったのを探してみました。
数ある中華プロダクトの中から選んだのがこちら
Tacklife DC02 デジタルノギス 150mm ステンレス製 です。
表示部が家電のようでおしゃれです。
中華デジタルノギスはカスタマーレビューで酷評が多い中、
高評価だったのでこれにしました。
Tacklifeなんて聞きなれないメーカーですが、調べてみると
Amazonでは結構いろいろと電気工具の自社製品をラインナップしてました(OEMかな)
AmazonにおけるTacklifeのベストセラー製品
色使いがブラックアンドデッカー(アメリカの電動工具メーカー)に似てます。
Amazonにおけるブラックアンドデッカー製品
中国らしさが出ています。
きれいな梱包です
ん? 中華プロダクトらしからぬ感じだぞ。
(中国メーカーの製品を当ブログでは「中華プロダクト」と呼んでいます。)
いつもは箱がぶっ壊れて届くのに(下手したら中身も)
説明書に中国語が入っていない!
ちゃんと国内向けと分けています。気合入ってるぞTacklife!
(中の日本語は機械翻訳まるだしでしたが)
warranty cardも入っている。(中身は省略)
TACK LIFEのは随分厚いです。
握った時もモノタロウの方がしっくりきます。
計測時も微動のローラーを使う分には問題ないのですが
本体に直接親指を掛けると親指の腹がローラーを押してしまいます。
スライドは調整ネジがあるので合わせ込みました。(すぐ上の写真の上下の2つの穴)
ガタは無く、精度は問題ありませんでした。
スライド感はいまひとつですが、そう悪くもありません。
ちなみにノギスによくある微動のローラーは伊達ではなく、
指の動きに対するジョーの移動量は1/2以下になります。
機構の本とかによく載っている機構です。
これにも付いていてちゃんと機能しました。
あとは、表示が大きくて見やすいです。
上の写真のように深くくわえるとプラスチック筐体がワークに当たります。
(ジョーの根元の逃がしがある所です。後で削りました。)
モノタロウのはちゃんと逃げてます。
使い勝手で気になるところは以上です。
取説やホームページを見ると
inchを使う国向けの製品ではタイプが微妙に違っていて、なんと分数表示が可能になっています。
(そういえばウィットネジは呼び径が分数)
でも日本向けはinch/metric切り替えボタンが付いてません。
日本向けのものでも何とかできないかと思いましたが
液晶から変更されているので、逆立ちしてもできません。(小数点以下も大きな表示になっている。)
Amazon prime会員になっているので送料無料で¥2,499でした。150mm
モノタロウは¥2590+送料¥500=¥3,090 150mm
¥600の差しかありません。…今回は冒険したかったのでしかたありません。
片方のジョーを削りました。
これが今回の改造です。
ヤスリ一本で加工しました。
と言いたいところですが、3本使いました。(中目、細目、丸)
何でこうしたかと言いますと。
卓上フライスで使っているバイス上で
ワークの高さを測りたかったから。
別の方法で測っていたのですが、
こうすることで簡単になりました。
以下はちなみに書きました。ノギスあるあるです。
普通はノギスを片手にもって測定していると思いますが、
1/100まで正しく測定するにはノギスをぐりぐりやって
最小値を探す必要がありますが、
可能ならワークを固定して、
両側のジョーを直接手で挟むと意外に簡単に測定できます。
それでもグリグリ動作は必要ですが
特に大きいワークの時には
測定のためにワークを固定するのが近道だったりします。
ジョーを閉じても0.00にならない時は
ジョーの間に微小なゴミや油を挟んでいます。
ノギス自体は落下でもさせない限り、そうそう狂うことはありませんから
そのままZEROリセットせず、掃除しましょう。
今まではジョー内側を指で拭っていたのですが
力加減に気を付けていれば、いつもマイクロメーターと同じ値が出てます。
(マイクロメーターで測る時はデジタルノギスでも測る癖がついてます。)
なのでマイクロメーターと同じ掃除方法をとるようにしました。
ジョーの間に紙を挟んでそっと引き抜く。
それだけですが
何回かやれば必ず0.00に戻ります。
長くなりました、お読みいただきありがとうございました。