TRUSCO 回転ベンチバイス BV-50SNのインプレッション
およびカスタマイズです。
まずはノーマルな姿を…撮っていないのでAmazonから拝借。
- 全長(mm)×幅(mm)×高さ(mm):164×74×212
- 口幅(mm):51
- 口深さ(mm):31
- 締付力(kN):4
- クランプ最大口開き(mm):50
- 口開(mm):70
- 質量(kg):2.6
最大締め付け力400Kgf≒4kN
台湾製です。
TRUSCOが口幅100mmの画像を使いまわしているようで
実物は若干違いました。
例えば全体の大きさに対してハンドルの太さはもう少し太いし、
口金の形状等も実際はギザギザタイプです。
ギザギザの口金が嫌いなので
手元に届いたその日のうちにフラットな口金に交換しました。写真は卓上フライスでザグリ穴を開けている所です。
(ボール盤でもできますが、位置決めし易かったので)こんな感じにできましたが、
なんとなくしっくりこなかったので
卓上フライス、リューター、ヤスリを動員して角を落としました。このバイスをはつり作業に使うことは無いのでこんな形にしました。
これでバイスとヤスリの干渉が減らせます。
卓上フライスの台に取り付けて使っています。
ありがたいことに色が揃いました。
使った感じですが、
各部を締めた状態ではガタ無く、
剛性感は高いです。
ヤスリ掛け、ドリル程度の作業なら十分です。
金鋸等の切断作業には、まだ使っていませんが、
バイスの近くを切るなら問題ないと思います。
スライドの構造があり溝になっていますが、
調整は無く、開放時はガタが結構あります。
そのため、締めると0.5mmくらい移動側の口金がせり上がりますが、
口金が若干内側を向いているので
せり上がった状態ではフラットに掴めます。
フライス作業向けではないので問題ないのですが、気になる人もいるかもしれません。
回転は横のレバーを倒すことで固定できます。(裏側のナットで調整できます。)
テーブルへの固定部分は結構ごつくて、安定感があります。
2×4材(ツーバイフォー)も横になら普通に挟めます。
作業台に2×4を使う人は多いと思いますが
以前使っていた豆バイスでは挟めませんでしたから、ポイント高いです。
たたき台部分(アンビル)はなんと、移動側の部分にあります。
上で書きましたが、絞めるとせり上がるのであり溝に隙間が空きます。
そんな状態で上から叩いたら欠けないかちょっと心配です。
アンビルは他のバイスに任せることにしました。
手前側の口金が固定側なので、手前にせり出してこないのが地味に良いです。
口金下にシャフトが丸出しなので
うっかり重いワークをそこへ載せてしまうと、シャフトがダメージを受けるかもしれません。
でも、部品は供給されていて、数百円で交換できるあたりはさすがTRUSCOです。(多品種対応力?)
卓上フライスの隣で使う理由は
ワークのバリをヤスリで取り除く為です。
普通の万力と違い、何回転でも回せるのはありがたいのですが、
テーブルと干渉するのでレバーは取ってしまいました。
ちょっと回しやすくなっただけ、のはずが使いやすさは倍増しました。
(うれしくて このgif作っちゃうくらい)
ヤスリを水平に保つ必要があるような気合いを入れた作業では
別の大きいバイス(といっても口幅100mmですが)をつかっています。
でも、適当な所は豆バイスの方が便利です。
最後に、
以前TRUSCOの別製品にて不具合対応が良かったことを付記しておきます。
お読みいただきありがとうございました。
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