TW710 デジタイザペンの電池を9V電池からとる

めんどくさいしリスキーでしたが6本ゲットできました。

最初に、この作業は面倒でリスキーですので、以下の方向けです。
どうしても今すぐ電池が欲しい方、ともかく安く欲しい方、こういう作業が大好きな方。
あと自己責任でお願いします。(言うまでもない事ですが念のため)
1年以内に故障しても保証が効きません。

事のはじめ

TW710のデジタイザペンにはAAAA電池(単6)が1本入っています。
毎日使用しても9ヶ月は持つそうですが、
4か月ほどの使用で電池消耗の警告が出たので電池交換を考えました。
(現在はその後1ヵ月ですが、交換しないで使えているので
ノイズ等で警告が出てしまったのかもしれません。)

このAAAA電池を買うのに送料を払うのは馬鹿らしいので、
近所の家電量販店に寄りましたが、売っていませんでした。
でも9Vの電池から似たようなのを取り出せることを紹介するサイトがいくつかあり、
実際にやってみました。

作業

分解、取り出し作業はこちらのサイトを参考にさせて頂きました。(ありがとうございます。)
9V電池は6LR61という型がダイソーにありました。
P1140278-eye
分解したらビンゴでした。
(時期によっては外れもあるのかもしれません。)

P1140277-eye
右:タブレット購入時に付属の電池
左:分解取り出し電池
中央:+端子に凸を付けた電池

分解取り出し電池には+端子の凸が無く、
よりによって-端子に小さめの凸がありました。(要注意)
方向に注意してペンに入れると、動作しませんでした。(プラス端子側から入れます。)
ペンの中を覗くと極性誤挿入を防止する出っ張りが設けられており
+端子の凸は必須でした。

そこで、手元にあったM2のナットを半田づけしてみました。
着きを良くするためにやすりをかけたら被服まで削ってしまい慌てましたが、
幸いにも、次のことを確認するきっかけになりなりました。

取り出し電池の側面被覆内はマイナス端子側の近くまでプラス電位でした。
通常、フレームはマイナス側なので被覆が破れた個所が触れるとショートすることになります。
取り出し作業で被覆が破れているとまずいということです。
そして、被覆が普通の電池より極薄。
(シリコンシーラント塗って絶縁しとこ。)

ただしペンはアルマイト処理されているから、切削部以外は導通しませんが、
アルマイト処理の厚みはμメーター単位ですし、
万一、被覆の接着剤とかでケミカル的なアタックが発生したら液漏れ&ペンがお釈迦に…。
被覆を傷つけないよう注意です。
あと、半田づけでも加熱しすぎないように、

普通の人はこんなリスクをとらない方が良いです。

9V電池1個(108円)から6本のリスキーなAAAA電池が採れたというお話しでした。
TW710の退役まで十分使えると思います。

 
(他のTW710関係の記事はこちらです。)

広告

広告