TRINX Junior 1.0 子供用MTBレビュー

お値段以上の子供用MTBです。

子供用MTB トリンクス ジュニア 1.0 レビュー

子供用自転車でもMTBスタイルのものは沢山ありますが、
これはと思えるものがようやくネットで見つかりました。


写真は小学1年生、6才、身長121cm女の子です。
タイヤサイズは20インチで、取り回ししやすいです。

推奨年齢は 5歳~12歳 身長(120cm~150cm)となっています。
かみさん150cmが乗るとちょっと小さく見えましたが、乗っている本人は大きさに違和感は無かったとのことでした。

サドルは一番下より2cmくらい上でセッティングしています。
低いほうが足付き性は良いですが、漕ぐのに足を余してしまうので両足はギリギリつま先が付く程度です。

女性用のMTBとディメンジョンはほぼ同じです。
トップチューブがスローピング(後ろ側が斜めに下がっている)なので
サドルの前に立った状態から乗り始めることができるのですが、どうしても上の写真のようにサドル上で乗り始めてしまいます。
この自転車は2台目なので1台目の影響だと思います。(1台目はとても小さい自転車でした。)

ハンドルの幅も良いようです。


ギアは6速でレバーはShimano Tourney TZ 、ディレーラーはどこのか不明です。
レバー式なので5、6才の子供の力でもなんとかシフトできます。
グリップシフター(ハンドルグリップを回す)タイプの自転車も試したことがありますが、5,6才の子供には硬すぎて回せませんでした。
このレバー式はありがたいです。

前後ともディスクブレーキです。
調整ははっきり言って難しいです、頑張りましたが、ちょっと擦っています。
子供の手は小さいので、レバーの引き代を考えるとパットのクリアランスをあまり大きくとれません。
多少シャラシャラ音が出ていますが、そういうものだと言っておけば子供は納得して乗ります。

中空軸ではないのでクイックレリーズにはできません…ちょっと残念。
でも、写真のように軸もフランジ付きナットもしっかりした作りのものでした。
撮り忘れましたが、前輪には脱落防止金具がちゃんと着いてました。
(万が一、ナットが緩んでもこの金具が引っかかるので前輪が外れてしまうことを防げます。)

あと、ベアリングは結構ゴロゴロでしたが、乗っていて違いはわからないでしょう。
(昔、乗っていたRitcheyのMTBもゴロゴロだったが問題無く数千Km乗ったと思う。)

スタンドはフレーム直付けのステーに取り付けされてます。子供でも簡単に操作できます。

フレームはスチール(鉄)で、ママチャリ等に使われるハイテンション鋼というやつです。
車重は13.8Kgですが、子供用自転車としては軽い方です
重量が意外と重要です。MTBのように見える子供用自転車のほとんどが重すぎです。

ここで紹介しているのはJunior 1.0ですが、他にJunior 3.0というアルミフレームタイプもラインナップされていました。
そちらは12.8Kgとさらに軽量となっているようです。

サスペンションはダンピングは無いようですが
バネが固めなので踏み込んでフワフワしてしまうことはなさそうです。
フレーム剛性はしっかりありました。

サドルは大人用同様に角度と、わずかですが前後も調整できます。


(歯が生え変わり中)

梱包は傷つかないよう考えられたものになっていました。
7部組みと呼ばれる、7割り程度組んである状態にて届きます。
工具としてはスパナ、アーレンキー、大きめのプラスドライバーで組み上げられます。
MTBやロードレーサーを調整した経験があれば簡単に組み上げられます。

未経験だと大変かもしれませんが、多分大丈夫でしょう。
ハンドル周りはママチャリとは仕組みが異なり、アヘッドシステムになっています。
「アヘッドシステム 簡単調整」とググると調整方法が沢山でてきます。

ペダルは左右のネジが違います。左は左ねじです。

各部とも適度に締めます。思い切り締め付けてはネジが逝ってしまいます。
ネジは大きさに合わせて締める力を変えます。
部品に手で力をかけてズレたりしなければ、まずはOKです。
ちょくちょく増し締め、点検することが重要です。

 

 ←Junior 1.0

  ←Junior 3.0

使う上での注意点としては
ギアからカチャカチャ音がする時はギアをもう一度入れ直す。
コケるときには思い切って自転車を投げ飛ばす。
結構スピードが出せてしまうので、人の近くを通らない&スピードを十分に落とす。
低学年のうちは道路は禁止。
ディスクブレーキということもあり、子供が触っていたら、どかしてから乗る。(指挟んだら大変)
乗るときに毎回言い聞かせてます。

ご安全に。

 

広告

広告