卓上旋盤 サドル調整で皿バネを入れる

キツキツでも使えないし、しかたなく辿り着きました。

卓上旋盤のサドル調整が難しく、面倒でした。
この手の卓上旋盤ユーザーなら経験されているのではないでしょうか。

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サドル裏を見ます。
写真の黒いキャップスクリューが締付側。
イモネジが拡張側。
黒い板でベッドを程よく挟む調整にします。

と書くのは簡単で、
手前側はエプロンを外しておかないとアクセスできないし
ベッド裏は凸凹だし、焼きが入っていないので減ってしまい
平均をとるような調整をしても送りの重さが場所により変わってしまうし。
(ベッド裏はオイルストーンでさらっておきましたが、凸凹は残ったまま…。)

そこで今回は割り切って黒い板に与圧して、凹凸を逃がすことにしました。
などと書くと大そうな事をしているようですが
バネ座金ならぬ皿バネを入れただけです。

結果として良いフィーリングとなりました。
ベッド裏の凸凹が結構吸収されて、調整がシビアでなくなりました。
なにより切削への影響がありませんでした。

刃物台に上向きの力や、大きな横向きの力が掛からなければ問題なさそうです。
逆回転で下向きに突っ切りや、サドルからはみ出すような大径ワークの切削など

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黒いキャップスクリューに皿バネ2枚を互いに反対向きで入れました。
入れる枚数と入れ方で全体としてのバネレートが変えられます。
皿バネは M6 重荷重用を使用しました。(モノタロウ CDW-M6-H)

キャップが皿の中に入ってしまうのでワッシャも入れました。
デフォルトのネジなので長さがちょっと足りてません。(今回はお試し)
緩み対策になるので寸切りボルトを植え込みにしてナイロンナットに替える予定です。

左手前はエプロン組付けの際に手動縦送りのギアと干渉気味…。(ボルト頭削ろかな?)

今は六角レンチを切ったものを使ってるので
エプロンを付けたまま手前左右のボルトはアクセスできてます。(中央はさすがに無理)
ナイロンナット化してもラチェットタイプのスパナならぎりぎり締められるんじゃないかな…。

サドルを外しての掃除はめったにやってませんが…。
今回の改良で気兼ねなくできるようになりそうです。

2018/06/15 追記
刃物台のナットを締めるのに上から押し付けるようにしないとサドルがズレ上がります。
切削上の問題はいまの所ありません。(大径は切削してないです。)

お読みいただきましてありがとうございます。

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