卓上旋盤CJ0618A 基板のボリューム調整

もっと早くやっておけばよかった。これもその一つ。

卓上旋盤CJ0618Aを使っています。 詳細はコチラ
550Wのはずですが、購入当初からパワー不足を感じていました。

確認のためワットメーターを電源に入れて過度な負荷をかけたところ
消費電力はせいぜい250W程度。
おかしいと感じつつも、面倒なのでそのまま使い続けてました。

負荷が大きい時にモーターがジジジーっと唸ったりしていたのですが
とうとうモーターから煙が出ました…。
(直ぐに気付いて、モーターは止めずにフリーランさせて冷却しました。)
そんなわけで、重い腰を上げて基板を見ることになりました。

 

大きい方の基板に5個の可変抵抗が実装されていました。
多少、制御系のことをやったことがあったので推測で設定しました。
自己責任でお読みください。
(本当はオシロスコープを繋いで波形を確かめるべきかもしれません。)

MIN
最低速度ともとれるが、ちょっとよくわからない。
モーターが止まらない時はここを確認。
この設定が大きいとメインボリュームを0にしても止まらなくなってしまう。

メインボリューム0で見た目は停止していても電流が流れ続けていると困るので
少し手前で止まるように調整しました。
結果として、メインボリュームを1/5くらい回さないと主軸は回り始めませんが安全をとりました。
止まらないと困るのと超低速でも回せるようにしました。
メインボリュームを0にして停止しているように見えても電流が流れている気がするので
停止時は切り替えスイッチをOFFにするのが良いと思います。

 

MAX
メインボリュームに対する出力パワー比、絞ればおのずと最大速度も減ることになる。

ACCEL
加速時間 メインボリュームの指示値までじんわりと加速する。
あまりのんびりでも負荷変動への対応が遅れそう。
でも早いと不安定になり得るので適当に設定。

IR
運転中にチャックを手で押さえて負荷をかけるとわかりますが、負荷に対抗してくれます。
負荷増減に対するパワー増減の比率をここで設定します。
うまくすると、切削中の回転数をある程度一定に保てます。
少し回転が上がってくれた方がモーターにかかる負担が減るので
私は少し多めに設定しました。
パワー不足はこの設定で大きく改善しました。

あまり大きくすると発振(パワーが過大になったり、過小になったりを繰り返す不安定)
になるかもしれません。(それ以前に、ちょっとの負荷で高回転になり使いにくいと思います。)

少ないと対抗してくれないのでモーターがジジジーと唸りやすくなります。(焼ける)

CL
たぶんCurrent Limitの意味。
最大出力をこれで抑えます。
主軸を手で押さえて負荷を増すとある所でカクンとパワーが途切れます。
そこが最大出力です。
なお、最大出力=最大トルクとは限りません。(車のエンジン出力と似てます。)

 

調整によりパワー不足が改善し、本来の調子になったのだと思います。

一度に設定を決めようとせず、無難な設定とし、
使いながらベスト設定を出していくのが良さそうです。

あと、念のため初期位置を写真で残しておきましょう。(などと言いながらも写真を紛失しました…。)

あと、設定していて動かなくなったら
下にある小さい基板からモーターに繋がるコネクタを疑いましょう。よく外れてます。

 

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