焼きなましのために800℃くらいに加熱した鋼を空気中で放っておくと
一旦暗くなった鋼が300℃~350℃あたりで再度光ることに気づきました。
ハイスでは350℃付近 ? ややオレンジ
SK材では300℃付近? 赤黒い
といった辺りで再度光りが強くなります。
この現象をなんと呼ぶのかわからず、
理由もわかりません。
焼戻し脆性あたりの温度なので
結晶粒界に不純物が析出する際のエネルギーなのか?
合金なので炭素以外の変態点があるのか?
・・・
ところで
焼きなましが目的でしたが、
簡単な炉を用いたので放置するだけの冷却では
冷却速度が早すぎて焼きが入ってしまいました。特に端っこの方。
高温になる加工では少し焼きが入ってしまうと言われています。
焼きなましは失敗でしたが、
なんとなく、それを体感できました。
One thought on “焼きなまし300℃付近で鋼は再び光を取り戻す”
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