ベンチグラインダー 調光器(電力調節器)とファンでフルタイム稼働!

バイトづくり慣れたら、全然不要でした。

卓上ミニ旋盤で使うハイスバイトを研ぐのに両頭グラインダーを使ってます。

WA砥石に交換してから、よく削れるようになりましたが
初心者なので一本作るのに半日がかりです。

そして、そこに問題があります。
大抵の卓上グラインダーには定格使用時間というのがあるのです。

私の使っているSK11 SBG-150Lだと30分。
つまり、30分以上連続して使えないということです。
本体がちんちんに熱くなって火傷レベルです。
ぎりぎり触れるから外部は70℃くらい。
内部は100℃近いかもしれません。
無理をさせるとモーターのコイルが焼けて
おしゃかになります。

Amazon で見ても商品によっては載ってなくて
私も買ってから気づきました。

ウルトラマンじゃないので残り時間を気にしたくないものです。

 

ファンを付ける

即席の取っ手(針金)にファンを付けました。

DSC_0018-s5Vファンです。
いろいろあります。Amazon 「5V ファン」 での検索
USBタイプのが便利で、私はコレ↓を使いました。

意外と風量がありますが、30分もするとアツアツになっちゃいました。

 

次に投入したのがコレで、効果てきめんでした。

トライアック調光器キット

DSC_0035-s

キット
100V機器とコンセントの間に入れて、出力を0-100%で無段階に調節できます。
主に白熱電球やはんだごてに使われますが
電子制御部分が無く、ブラシのあるモータ(整流子型)で使えます。
電源周波数に同期するタイプのモータでは力が落ちるだけで、
あまり回転速度は変化できません。
例えば、換気扇では振動して唸ってしまい、だめでした。

回転する部分が重いものなら使える感じです。

秋月電子で売ってます。リンク
たしか送料は500円です。

キットなので、自分ではんだ付けして作ります。
100均で買った箱に入れました

このキットは25Aまで使用できます。
私の使っているグラインダーはホビー用途にしては大きめですが、
それでも4.2A程度なので余裕です。

ベンチグラインダーで使用すると

たぶん同期モーターだと思います。
始動時ですが、30%くらいに絞っていると力が足りなくて回り出しません。
50%程度は出しておく必要があります。
速度が上がったらもう少し落とせますが、
あまり絞ると失速して止まってしまいます。

無負荷での回転数は(周波数50Hzにて)
調光器使用で2955RPM
調光器未使用で2987RPM
抵抗がほとんど無いので回転数もほとんど変わりません。
というより同期モーターだからだと思う。
50%くらいなら研削を始めても速度が激減することはなく、普通に使用できました。
うれしいことに研削で発生する音も静かになります。掃除機かそれ以下。
火花の量、研削効率もそれほど変わりませんが、
発熱量は激減します。
無負荷で30分ほど回しても温い程度です。
研削をするともう少し熱くなるので、前述のファンと併用しています。
その場合、1時間作業してもほんのりと暖かい程度になりました。
すでに熱の入出量がバランスしているのでそれ以上経っても温度は変わりません。
もしかすると、ファン無しでももう少し熱い所でバランスするかもしれませんが試していません。
(温度が高いほど移動する熱量も増える)

これでバイトが作り放題です。

追記 2017/12/04
完成バイトを2、3本作れば
15分もあればゼロから作れるようになります。
大事なのは前、横の逃げ、すくい角をちゃんと頭に入れといて、プロトラクタで合わせることでした。
作業前にイメージが頭にちゃんと入っていれば、ベンチグラインダーでは調光器は不要です。

追記 2018/01/07
この調光器を速度調節機能のあるジグソーに使った所
故障しました。(マキタ JV0600K)

←Amazonより

ジグソーの動作がぎこちなくなり、
動作中に確認すると可変抵抗250KΩに火花が飛んでました。
速度調節機能による細かいON/OFFでサージが発生していたようです。
ジグソーが悪いわけではなくて、
素人考えですが、位相制御による電圧変化が
ジグソーの回路には大きすぎたのだと思います。

普段使っていた掃除機で確認すると完全に動作不能になっていました…( ˘•ω•˘ )
抵抗値を確認すると絶縁状態、
またやりそうなのでAmazonで↓を買いました。

5個入りなので気兼ねなく壊せます。

交換するとちゃんと機能しました。
トライアックまでは壊れていなかったようです。
でもZNR(サージ吸収素子)と共にダメージを受け、劣化したと思います。

それから興味ついでに、壊れた可変抵抗の鉄カバーを外してみると
絶縁していたはずの抵抗値が戻りました。
カバーを鋸で切ったので切粉が接点間に挟まった?
理由はよくわかりません。

Amazonアソシエイトプログラムに参加しています。

広告

広告