クイックチェンジツールポストのホルダ下面を修正

え? どこを修正したって?

卓上旋盤CJ0618Aのクイックチェンジポストに
ちょっと変わった方向でスローアウェイバイトを持たせたら
バイトの下端がワークと接触!
旋盤は気をつけて操作しないとね

ではなくて、
ホルダの下端が先にワークに当たってしまって刃が当たらない。
なんと横逃げ角がマイナス!

で、よく見るとクイックチェンジツールポストのホルダのスリットが
(じゅげむじゅげむ…以後単にホルダと呼んでおきます。)
斜めに掘ってあってそれが問題でした。

DSC_0069-sDSC_0071-s

わかり難いですが、
バイトと接触する下面が斜めっている。
ホルダは3つあるけど、全て同じ状態でした。

何か目的があるのか一応考えるふりをしました。
が、メリットは思い当たりませんでした。

これだと目的の加工ができないので、
フライスで削り直しました。

DSC_0075-s

修正も機械への愛情です。
(そのままで使えないだけですけど)
最近、工作機械への加工に躊躇がなくなりました。

DSC_0080-sDSC_0077-s切削面中央にうっすらスジがあるのは
欠けた超硬エンドミルを使っているからです。
(スジから先は一枚刃で削られた部分)
モノを大事にしているんです…というより、
ヤスリでは刃がかかるけれど材質は不明だったので
欠けた超硬エンドミルが抜擢されました。

修正結果としては
通常の使用方向では、すくい角が増えた分
切削抵抗が減ったのを感じました。
(プラシーボ効果レベルですが)

バイト下がワークに当たる事はなくなりました。

問題はまだまだあります。
修正も楽しめる中華卓上旋盤でした。

 

 

お読みいただきましてありがとうございます。

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